配線ダクトの加工について

配線ダクトというのは、ビルの配線や、ケーブルのカバーなどのことです。

配線をカバーすることは、見た目のすっきり感もさる事ながら、配線の劣化を防ぎ火災の予防にもなります。特に工場やビルでは、いたる所に電気配線が引き回されており、配電盤の周辺では配線がごちゃごちゃしています。配線ダクトを使用して、すっきりとまとめることが必要です。又、同じタイプのダクトがスクラバーなどの設備や、換気ダクトにも使用されています。

配線ダクトは金属の板を組み立て、溶接して塗装やメッキ加工を行うことで作成されます。小さなタイプなら材料を購入し、自分たちで加工することも可能ですが、大きくて電線の配線具合で形も大きさも変わる場合は、専門メーカーもありますので、依頼したほうが無難です。近年は溶接ではなく、かしめを行って無溶接で作れる技術もあります。又、通常の錆びる鋼板ではなくメッキ鋼板というあらかじめメッキされた鋼板を使うことで、溶接・メッキ加工の作業を省くことができるタイプもあります。これによって溶接やメッキのコストを削減し安く加工できます。

この技術で溶接焼けなどもなく美しく仕上がります。工場では、電気配線は配線ラックを天井に引き回して、その上に配線がむき出しのままの場合があります。コスト削減には良いのですが、見た目が悪く配線の上にホコリがたまりやすく掃除も大変になります。配線ダクト加工をしてきちんとカバーすることをお勧めします。

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