有線lanの長所ですが、lanケーブルを接続するだけで使える点です。

壁に設置された穴へケーブルを差し込み、片方をオンライン環境にしたい機器に挿入します。あらかじめプロバイダ契約を済ませておく必要はありますが、lanケーブルを差し込むだけで、複雑な初期設定は無く、誰でもいつでも簡単にネット利用が始められます。ホテルやオフィスでは、あらかじめ建物自体がプロバイダ契約を済ませているため、後はユーザーの方でlanケーブルを持ち込むだけで、自分のパソコンで快適なネット利用がスタート出来ます。

モバイルルーターが流行っていますが、有線lanの環境があるなら、そちらを優先させましょう。lanケーブル接続の方が、実は通信環境が安定します。モバイルルーターは外出先で情報収集が出来るのが強みですが、通信速度がそもそも低いのが難点です。更に大勢の利用者が周辺にいると電波が混線して、速度が落ちたり、頻繁にネット接続が切れます。ホテルや旅館を予約する際は、lanケーブルの有無に注目してみるのも良いでしょう。

スマートフォンやタブレットがあれば、ネット環境自体は常に得られますが、いわゆるキャリア回線で大容量のファイルを頻繁にやり取りすると、月々の通信費が膨大になります。普段のコミュニケーションと情報収集はキャリア回線のスマートフォンやタブレットで、ビジネス関連のデータをやり取りする際は自宅やホテルの有線lanといった具合に使い分けるのが賢いユーザーの姿です。