屋内で配線を通す際に最も簡単なのがケーブルを剥き出しにしてU字釘などで固定して設置することですが、それでは見た目にもスッキリせず美しくないばかりかメンテナンスも非常にやりづらくなってしまいます。
壁の中に埋め込むとしても部材を剥がすなど個人では難しくプロの業者に依頼しなければならないような大掛かりな工事になってしまうばかりではなく、建物の構造によってはケーブルを通すのが不可能なケースもあります。そんな問題を解決するには壁に設置できる配線ダクトを利用する方法があります。
配線ダクトの中でもプラスチック製やポリプロピレン製の商品が最も安価でありながら軽量かつ十分な強度を持っており、ホームセンターなどでパーツを購入すればDIYで設置することも十分可能です。また金属製のタイプであればコストはやや割高となるものの強度は格段にアップしメタリック感のあるスタイリッシュでスッキリしたデザインもおしゃれです。レールとなる部分には数十センチごとに木ネジを通す穴があり木製の壁などにしっかりと固定できます。
そのレールに沿ってケーブルを敷設したらカバーの部分をレールの端からスライドさせれば中にケーブルが通せるだけの空間を確保しながらカバーリングでき、ケーブルを保護する役割も担います。配線ダクトを設置することにより部屋の中がスッキリするのと同時に絶縁することも可能で宅内の安心安全を確保することにも大きく寄与します。