人気の高い配線ダクトのタイプ

配線ダクトとは照明器具を取り付けて電気を供給する配線をまとめるレール状の管のことで、トラックライトやライティングレールとも呼ばれています。

基本的にはスポットライトやペンダントライトを取り付けるための物で、配線ダクトを使うことで絶縁被覆が薄い電線のカバーにもなり、照明器具の位置変更が簡単にできるので好きな位置に明りを灯すことが可能です。電気を通すため素材は耐熱性や難燃性に優れたタイプの物が多く、外灯用の配線ダクトは紫外線や風雨など全天候に耐えられる耐候性も持ち合わせた素材でできています。

配線プラグやダクトの形状は規格が制定されているため各メーカーの間で互換性があり、市販のスポットライトを取り付けるだけの手軽さです。耐熱性に高いとはいえ熱がこもりやすいため、熱を逃がすための配線孔と呼ばれる穴がたくさん空いているタイプが多く、難燃性が高く天井や壁の色に合わせて着色しやすい硬質塩化ビニール製が広く使われています。

環境保護の観点から破棄する時に有害物質を出すようなタイプは敬遠されており、欧州連合が制定した電気電子機器に含まれる特定有害物質の使用を規制したRoHS指令に合格した素材、鉛化合物やハロゲン物質を含まない素材が人気です。特殊なタイプとしてアース付の配線ダクトや、スチール製でボルトで組み立てていく物、配線を固定するための結束バンドの穴付きの物もあり、用途に合わせて様々な配線ダクトがあります。

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