配線ダクトというと、複数のケーブルをダクト内に入れて固定するものを連想しますが、他にも工場向けに販売されているタイプも存在しています。

形状は似ているものですが、基本は天井に設置して使うことを目的にしています。ケーブルを束ねる方法ではなく、用途は電源取り用に利用することが一般的です。工場の場合では、機械器具などを使うことが多く、業種によって違いはあるものの、後から機械を増やしたり、電動工具などを一時的に使うような場面もあります。

電源取りでは通常では壁の下の方に設置されているコンセントを利用するものですが、比較的大きな工場では沢山の電源を必要としているので、専用の配線ダクトを用いて工場向けに仕上げることが欠かせない場所に使います。このタイプの配線ダクトの場合は利用可能なアンペア数などに違いがあります。利用を予定している機械器具の内容を事前に確認することで、最適な資材を選ぶことができます。

工場向けの場合は、追加される器具類などが未知数という環境もあり得るので、この場合では最初から容量を高めることが最適です。電源用として用いる配線ダクトの場合では、購入自体はネット通販でも入手できますが、資格を有していない方は取り付けを行うことができない資材なので、初めから専門会社に設置依頼をすることが正しい方法です。天井固定の設置方法になるので、足元をコード類が這うようなことなく安全に電源を確保できる資材として活用できます。